本当の敵――長く続く緊張と、ぼんやりした意識
本当の敵:長く続く緊張と混沌
マルクスと荘子の心理学が目指す先は、遊びながらお金を稼ぐこと。その反対は、遊びもせず、お金も稼がないこと。
これもまた、私たちにはおなじみの古い友人であり、本当の「敵」だ。
長期にわたる慢性的な緊張と混沌、長く続く緊張と強いプレッシャー+心身の混沌。
1.緊張:不安、考えすぎ、先取りの不安、業の障りへのとらわれ、自分への厳しさ、自己への疑い、自己攻撃
2.混沌:勉強や仕事の効率が悪く、五要素や自分とのつながりがなく、十分に休めず、食事も睡眠も遊びもうまくいかない。
3.平凡であることの痛み:平凡でぼんやりした状態にある苦しみ+そんな自分を許せず、好きになれないことによる内的消耗。イドのつながりが断たれ、エゴが内的に消耗する。
4.心の力:絶えず浪費され、すり減り、しかも回復して余力を保つことができない。
5.座礁:思考が空回りし、人生の流れがぬかるみにはまって座礁する。業の力の場に閉じ込められ、突破できない。
資本主義による内的消耗の病
社会全体の競争が激しく、平凡でぼんやりしていることが許されないからこそ、かえって人は張り詰めた状態に追い込まれ、気を緩めて休むことができない。
これが資本主義とエリート主義による敗者の作り方だ。あなたを負けさせるだけでなく、自分でも敗者だと認めさせる。原因を自分に帰属させ、社会問題を個人の問題にし、自己攻撃を強化する。人を打ちのめしたうえで、その心まで打ち砕く。そうして秩序を維持する。
疎外が人間本位のあり方を抑え込む。
対処の鍵となるコツ
1.あらゆる努力の物語、エリート主義、外に答えを求めることをやめ、平凡さや混沌を受け入れる。そうでなければ、エゴの幻想を保ち、超自我の監督のもとで内的に消耗し続けるだけだ。
2.人は自然に癒えていく。自然に回復し、悟りを開く。
a.自然に癒えることへの信頼こそが、本来の十全さであり、天人合一である。
b.鍵となるのは、業の障りが消え去ること。
c.好転の兆しは、内面の課題が次々と癒え、五要素との自然なつながりが回復し、今を生き、自分らしくあり、自分を愛し、人生の主軸へと絞り込んでいくこと。
行き着くところは
今を生き、自分を大切にし、状態を整え、心の力に余裕を保つこと
1.エネルギーに満ちた自分に、メタ認知とメタ意思決定を委ねる。
2.今を生き、受け入れて許し、心の力を集め、事実に即して物事を捉える。
3.道の世界へ立ち返る。無条件に天人合一であること。
修行の病
私自身の例では、達人としてのエゴ、課題をこなす人としてのエゴ、夜を守る人としてのエゴ、そして外からのプレッシャーによって、自分にマインドフルネスを強い、平凡でぼんやりしていることを許さなかった。そのために、自分を内的消耗と緊張に追い込み、平凡でぼんやりした状態にしてしまった。
荒れ狂う心が静まれば、それがすなわち菩提である。